2018年度に西之島観測ドローンフライトを実施いたしました。
噴火が収まって以降のはじめての本格的なドローン調査です。
調査項目は
・2017年に再噴火して広がった溶岩の領域の調査
・火砕丘の岩石のサンプリング
・海鳥調査のためのロガー装置の投入
・海鳥調査のための動画撮影
・火砕丘の赤外線撮影です。
・空中磁気測量
火砕丘のサンプリングは、以前のNHK調査の西之島でも課題になりました。多種多様な大きさの岩石をどのようにしてドローンで持ち帰るのか。今回は飛行距離が短くなって、DJI製のドローンでも操縦できる範囲内なので、M600にダイソンV8をくくりつけ、稼働状態でぶら下げながら島上空に移動、吸い込める大きさがありそうな岩石群に下降して、吸い込んでくる作戦でした。
見事に火砕丘2箇所、海鳥の生息域に2箇所のサンプリングを行いました。
世界初のフライングダイソンによるサンプリング調査になりました。(笑)
合わせて、海鳥の生息調査の為に、ロガー装置を海鳥の巣のそばに設置してきています。6月の運航で島の中の別の場所に3台設置、9月の運航で2台を回収、新規設置を実施しております。
また、9月度では、空中磁気測量のテストを実施。
来年度に本格的は空中磁気測量の運航予定です。